強迫性障害はどんなクリニックにかかればよいか
強迫性障害はどんなクリニックにかかればよいか
強迫性障害は、心の病気です。この場合、メンタルクリニックと呼ばれるところ、精神科や心療内科にかかることになります。
お腹が痛ければ内科に行く、手術をしなければいけないときには外科に行く、というのと同じです。メンタルの調子が悪いので、メンタルクリニックに行くのです。
クリニックを探すのは簡単で、精神科・心療内科というキーワードで検索エンジンを利用すればOKです。
このとき、変なうわさが立てられたらいやだ、と感じたり、まだまだ世間では(そして自分自身も)精神に関する病気に対して偏見があると思うかもしれません。
ただ、偏見があろうが無かろうがつらいことはつらくなくなったほうがよく、病気は治した方が良いので、自分自身で妥協できる地理的な条件にあるクリニックを探し、まず電話をかけましょう。
予約制のクリニックが多く、飛び込みでは見てもらえないことがあります。また、予約を入れるにも、ずいぶんと先の診察になることがあります。2,3軒の候補をあらかじめ探しておくと都合がいいでしょう。
精神科・心療内科ってどんなところ?
まだまだ偏見があるかもしれませんが、別に暴れる患者がいて鉄格子がある、というような古典的イメージはさすがに持たれていないと思います。
しかし、何となく知らないところへ行くのは怖いはずなので、まず一言で片づけておきましょう。「至って普通の病院です」。歯医者へ行くのとメンタルクリニックに行くのではそう大きく変わりません。
別に大声で叫んでいる人がいるわけでも、暴れ回っている人もいません。だいたいはみんな静かに座っているでしょう。最初に病院へ行くと、診察の基礎情報として問診票を書きます。これも、他の病院と同じです。
順番が回ってくると、個室に入り、医師と問診表の情報に基づいて面談し、(おそらく)薬をもらって終了です。面談もそれほど長くはないはずです。
医師はカウンセラーではないため、長時間付き合ってくれるわけではありません。
どうしても長時間話を聞いてほしいというニーズがあるなら、カウンセラーを探してくる必要があります。心理療法も専門の医師なら別として、おそらく標準的なメンタルクリニックでは行われないのではないかと思います。
この点からしても、普通にお腹が痛いです、と言って内科に行くのとほとんど変わりません。話を聞いてもらって薬をもらって帰る、という流れは同じです。構える必要も過度な期待をする必要もありません。現実はもっと平凡です。
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